fc2ブログ

記事一覧

1979サファリラリーの快勝 日産PA10バイオレットは楽しい車

1970年代後半、
排気ガス規制適合も一段落、
そうなると、
各自動車メーカーは、
レース活動を再開し始めました。

日本では、
日産が伝統?の
サファリラリーへの参加を
再開した。

サファリラリーで
大暴れした510ブルーバード
その後継に選ばれた車は、
バイオレットです。

2代目バイオレットのPA10は、
箱型のボディーデザインを
持っており、
510ブルーバードの再来と
言われたりしていた。

1979年のサファリラリーでは、
PA10バイオレットは


メルセデスベンツと
ガップリと戦う事になった。


この時代には、
当然インターネットなど
あるはずもない、

1979年サファリラリーの
開催前には、
こんな不安な情報が流れていた。

日産の敵は
メルセデスベンツだけでは無く
2連覇狙うプジョー、
優勝候補と言われたフィアット
3大ワークスとの戦いだった。

しかも、
メルセデスベンツは、
必勝を目指して6台を出走。

こんな前振りがあったら、
盛り上がり始めた
日本中の車好きの期待は、
チョット萎んでしまいます。

しかも、
頼りのPA10バイオレットの
エンジンは、
前回まで使用していた
4バルブDOHCの
スペシャルヘッドは使用不可となり、
2バルブのSOHCヘッドの
エンジンとなり、
誰もが戦力ダウンと感じた。

日産バイオレットPA10は
190馬力、
メルセデスベンツ450SLC は
390馬力だった。

僕の周りの車好き達は、
春から初夏に掛けて、
サファリのネタで
盛り上がるのに、
1979年は、
力には勝てない・・・
こんな雰囲気が漂っていました。

ところが、
日の丸を背負った
日産チームとPA10バイオレットは
6年振り4回目の総合優勝を
したのでした。


ゴールする
ドライバーの
シェカー・メッタと
PA10バイオレット

車が綺麗なのは、
2位との間にブッチギリの
タイム差があったので、
ゴール前のサービスポイントでは
洗車までしたから・・・
2位に48分もの大差をつける
圧勝を飾りました。

この結果には、
僕の周りの車好き達は、
お祭り騒ぎでした。


ズッと走らない排気ガス規制車で
我慢して来た車好き達は、
レースを本格再開した日産が
巨人ベンツを倒した事に
興奮しました。

レース後に
ベンツチームの
レースサポートチームの内容が、
セスナ2機、ヘリコプター2機、
サービスカー52台と、
強烈であったことが分かると、
尚更、
日産チームの優勝が凄いね!と
大盛り上がりでした。

僕の周りでも、
リアサスがコストダウンで
リジットになってしまった、
PA10バイオレットは、
不評でしたが、

1979年サファリラリーの
優勝以降は中々の車と言う人が
チラホラと現れたりしました。

こんな栄光を得た
日産チームとPA10バイオレット
ですが、
実は次年度の
1980年サファリラリーは、
もっと凄い事になるのです。
その話は次回以降に・・・

ヤッパリ車は楽しい
楽しい車
関連記事
スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

t34hayabusa

Author:t34hayabusa
FC2ブログへようこそ!

タグクラウド

タグクラウド